映画『すばらしき世界』
『ヤクザと家族』 の山本への思いを消化しきれていないまま、
また別の、一般社会で生きていこうとするヤクザの話を観に行ってしまった。
そう、『すばらしき世界』。
この映画を観て、わたしの脳内は2人の架空のヤクザでいっぱいになってしまった。
どうしてくれよう。
1週間経って、役所広司演じる三上の存在は大きくなるばかり。
役所さんの恐ろしさ、知っていたつもりだったけど
すさまじかったな...
もう三上に、会いたくなっている。
喜怒哀楽ぜんぶ、それ以上を三上と一緒にドキドキしながら体験した、
世界の色が変わっていくような日々だった
「仕事決まったんだ」って報告したときの店長の笑顔、
あそこからもうずっと泣きっぱなしだった。
社会になじんで生きていくって、
普通に生きていくって、こういうことなの?って
悔しくなって涙が止まらなかった。
ねえ、やっちゃってよ三上。だけどここまで頑張ってきた彼と
彼を支えるひとたちの顔が浮かぶ。苦しい。
三上はたぶんもっと苦しい。
あんなふうに泣きながら走ってきてくれる人がいる、
駆けつけてくれる人がいる、ってこと
「すばらしき世界」
右手でつつんだままのコスモス
彼にとってここは本当にすばらしい世界だったんだろうか、
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実はあんまり得意じゃなかった大賀も良い。
言わずもがな店長の六角精児、めっちゃ良い。
『ヤクザと家族』と真逆の北村有起哉も良い。
梶芽衣子の歌声が聴けるのもとても良い。
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今回はこの2作について
どちらもみた友人と感想を言い合ったのも合わせてすごく良い映画体験だったなあ。(パフェを食べながら)
ふざけてTwitterにあげた図です。